自宅でムダ毛ケアをしたい人へ|Tria 4X(第2世代)で知っておきたいこと
ワキや脚のムダ毛、気づけばまた生えてきている……。そんな経験、ありませんか?カミソリで剃っても2〜3日でチクチクしてくるし、肌が赤くなったりヒリヒリしたりすることもありますよね。毛抜きは時間がかかるうえに、埋没毛が気になってしまう人も多いはずです。
「それならサロンやクリニックに通えばいい」と思っても、現実はそう簡単ではありません。仕事や家事、育児の合間に予約を取るのはひと苦労ですし、通う時間そのものが確保できないこともあります。人に肌を見せることに抵抗がある、という声も少なくありません。
そこで選択肢に入ってくるのが、自宅で使える家庭用脱毛器です。好きな時間に、自分のペースでケアできるのは大きな魅力。ただ、いざ調べてみると種類がとても多く、迷ってしまいますよね。
- 「光(IPL)タイプ」と「レーザータイプ」は何が違うの?
- 値段が高めだけど、自分でちゃんと使いこなせる?
- 痛みはどのくらい?使えない部位はある?
- どれくらい続ければ変化を感じられるの?
こうした疑問を持ったまま購入してしまうと、「思っていたのと違った」と後悔することにもなりかねません。決して安い買い物ではないからこそ、事前にしっかり確認しておきたいところです。
Tria 4X(第2世代)はどんな脱毛器?

この記事で取り上げるTria 4X(第2世代)は、Tria Laser(トリア・レーザー)が販売している家庭用の脱毛器です。多くの家庭用脱毛器が光(IPL)を使っているのに対し、Tria 4Xは波長810nmのダイオードレーザーを採用しているのが大きな特徴。メーカーの公式サイトでは、2026年10月時点で89,000円で販売されています。
第2世代では、熱効率や内部の保護機能が見直されたほか、ラバーグリップのハンドルやLCDディスプレイを備えた新しいデザインになり、手に持ったときの扱いやすさも改良されました。
一方で、知っておきたい点もあります。Tria 4Xは医療機器ではありません。また、メラニン(色素)に反応する仕組みのため、肌の色や毛の色によっては使えなかったり、変化を感じにくかったりすることがあります。耳や乳首まわり、デリケートゾーンの一部など、照射できない部位も決められています。良い面だけでなく、こうした条件もふまえて判断することが大切です。
この記事でわかること
この記事では、メーカーの公式情報をもとに、Tria 4X(第2世代)について次の内容をくわしく解説していきます。
- 製品の基本情報と、第2世代で改良されたポイント
- 光(IPL)タイプの家庭用脱毛器との仕組みの違い
- 使用頻度やケア期間など、変化を実感するまでの目安
- 準備から照射後のケアまでの使い方
- 照射できない部位や使用できない人などの注意点
「自分に合っているのか知りたい」「買う前に気になることを解消しておきたい」という人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
※効果の感じ方には個人差があります。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科医などの専門家にご相談ください。
Tria 4X(第2世代)とは?基本情報と第2世代の改良点

家庭用脱毛器を選ぶとき、つい「効果」ばかりに目が向きがちですが、価格や付属品、充電まわりの仕様といった基本情報も意外と大切です。毎日のように使うものではないからこそ、「久しぶりに使おうとしたら充電が切れていた」「思ったより重くて腕が疲れる」といった小さなストレスが、続けにくさにつながってしまうこともあります。ここでは、Tria 4X(第2世代)の基本的な情報を整理していきますね。
製品の概要・価格・セット内容
Tria 4X(第2世代)は、Tria Laser(トリア・レーザー)ブランドの家庭用レーザー脱毛器です。日本向け公式サイトでは、2026年10月時点で89,000円で販売されていて、日本国内への送料は無料。1年間の製品保証もついています。
公式サイトに記載されているセット内容は、次のとおりです。
- Tria 4X本体
- 海外対応充電器(日本のコンセントに対応したプラグ付き)
- クイックスタートガイド
- 取扱説明書
なお、同じ公式サイトでは保湿用の「スージングジェル」も販売されていますが、こちらはTria 4Xのセットには含まれていません。照射後の保湿用に何か用意したい場合は、手持ちのアイテムを使うか、別途購入するかを検討しておくとよさそうです。
購入前にチェックしておきたいのが配送方法。公式サイトのよくある質問によると、本体はタイ製で、香港の倉庫から国際便で届くとされています。国内倉庫から発送される商品に比べると、到着までに日数がかかる可能性があるため、「この日までに使い始めたい」という予定がある人は、注文画面に表示されるお届け予定日を確認しておくと安心です。
第2世代で変わったポイント
Tria 4Xには従来モデルがあり、現在公式サイトで販売されているのが「第2世代」と呼ばれる新しいモデルです。メーカーが案内している主な改良点は、大きく分けて3つあります。
- 熱効率と内部の保護性能の向上:本体内部の技術を守る構造が見直され、熱の扱いが改善されたとされています。米国の公式サイトでは、外装のシェルがより厚く頑丈になったことにも触れられています。
- 人間工学に基づいた新しい本体デザイン:手にフィットしやすい形状になり、持ったときの安定感が意識されています。
- ラバーグリップとLCDディスプレイの搭載:すべりにくいラバー素材のハンドルと、出力レベルや照射回数などを確認できるディスプレイで、操作性が高められています。
家庭用脱毛器は、ワキやひざ下など、角度を変えながら肌に当て続ける道具です。太ももやひざ下では、1回のケアで片側600回ほどの照射が目安とされているため、握りやすさやすべりにくさは、使い心地に直結するポイントといえます。
一方で、第1世代と比べて重さや出力が具体的にどれだけ変わったのかといった数値の比較は、公式情報からは確認できませんでした。
充電時間や保証などの基本スペック
公式サイトの製品ページと、同サイトで公開されている日本語の取扱説明書をもとに、主な仕様をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レーザーの種類 | ダイオードレーザー(クラス1レーザー製品) |
| 波長 | 810nm |
| 出力フルエンス | 7〜20J/cm² |
| 出力レベル | 複数段階(電源ボタンで切り替え) |
| 電源 | 充電式(リチウムイオン電池内蔵) |
| 充電時間 | フル充電まで約3時間 |
| 電池の充電可能回数 | 約500回 |
| 使用できる温度 | 5〜30℃ |
| 防水 | 非対応(浴室での使用不可) |
| 保証 | 1年間 |
出力レベルの具体的な段階数や本体の重さについては、公式情報では確認できませんでした。また、取扱説明書の仕様欄が第2世代だけを対象にしたものかどうかは明記されていないため、細かな数値は購入前に公式サポートへ問い合わせておくと確実です。
コードレスで使える充電式なので、コンセントの位置を気にせず、ソファやベッドの上など好きな場所でケアできるのはうれしいところ。ただし、充電中は本体を使えない仕様になっています。脚や背中など広い範囲をケアする場合や、高い出力レベルで使う場合は、途中で充電が必要になることもあるそうです。
本体には熱を逃がすためのファンが内蔵されていて、使用中や充電中に作動と停止をくり返します。メーカーによると、これは故障ではなく正常な動きとのこと。気になる場合は、充電時に電源ボタンを押すとファン音の出ない「サイレントモード」に切り替えられますが、そのぶん充電に時間がかかります。
長く使うためのポイントとして、使わない期間が続く場合でも3か月に1回は充電するよう案内されています。内蔵電池は本体と一体になっていて、電池だけの交換はできません。ケアが一段落したあとも、ときどき充電しておく習慣をつけておきたいですね。
Tria 4Xの特徴|光(IPL)タイプの家庭用機器との違い
家電量販店やネット通販で見かける家庭用脱毛器の多くは、「光(IPL)」と呼ばれる方式を採用しています。そのなかでTria 4X(第2世代)は、レーザー方式を採用している点が大きな特徴。同じ「光をあててムダ毛をケアする道具」でも、使っている光の性質が異なるため、使い心地や選び方のポイントも変わってきます。ここでは、その違いをできるだけわかりやすく整理していきますね。
810nmのダイオードレーザーを採用
Tria 4Xに搭載されているのは、波長810nmのダイオードレーザーです。レーザーは、ひとつの決まった波長の光を集中的に出せるのが特徴。公式サイトでも「単一・集中的な波長」を採用していると説明されています。
この光は、毛に含まれるメラニン(黒や茶色の色素)に吸収されやすい性質を持っています。黒っぽい毛に光のエネルギーが集まりやすい一方で、白髪や金髪のように色素の少ない毛には反応しにくく、逆に日焼けした肌や色の濃い肌では肌そのものが光を吸収しやすくなります。Tria 4Xに「使える肌の色」「使える毛の色」の条件がしっかり決められているのは、こうした仕組みによるものです。
メーカーは、Tria 4Xについて次のように説明しています。
- 家庭用機器のなかで唯一、ダイオードレーザーを搭載している
- 自社の光脱毛製品と比べて233%の出力がある
- 他社のIPL製品と比べて高いパワーがある
いずれもメーカー自身による説明で、他社製品を含めた比較の詳細までは確認できませんでした。また、出力が高いことは、そのぶん肌への刺激や痛みも感じやすくなるということでもあります。取扱説明書でも、人によっては輪ゴムで皮膚をはじかれたような感覚や、チクチクとした刺激を感じることがあると記載されています。パワーの高さはメリットとデメリットの両面からとらえておくのがおすすめです。
光(IPL)タイプとの仕組みの違い
IPLは「Intense Pulsed Light」の略で、幅広い波長を含む光をフラッシュのように一度に照射する方式です。レーザーが「ひとつの波長に絞った光」だとすると、IPLは「いろいろな波長が混ざった光」といったイメージ。どちらもメラニンに反応する点は共通していますが、光の性質が違うため、製品の設計にも差が出てきます。
一般的な傾向を表にまとめると、次のようになります。
| 比較項目 | レーザー方式(Tria 4X) | 光(IPL)方式 |
|---|---|---|
| 光の性質 | 単一の波長(810nm) | 幅広い波長を含む光 |
| 照射口の大きさ | 小さめ(照射のたびに約5mmずつ重ねて移動) | 比較的広い製品が多い |
| 広い範囲のケア | 照射回数が多くなり、時間がかかりやすい | 短時間で終わりやすい |
| 刺激・痛み | 感じやすい傾向 | 製品や出力レベルによって異なる |
| 製品の選択肢 | 少ない | 多い |
※上記は一般的な傾向をまとめたもので、IPL製品の仕様は製品ごとに大きく異なります。
Tria 4Xの取扱説明書では、照射のたびにレンズの半分ほど(約5mm)ずつ位置をずらし、前の照射と一部が重なるように当てていく方法が案内されています。太ももやひざ下では片側600回、時間にして片側25〜30分ほどが目安。ワキや鼻の下など範囲がせまい部位は手軽にケアしやすい一方で、脚全体を1回でケアしようとするとまとまった時間が必要になります。「広範囲を短時間で済ませたい」のか、「部位をしぼってじっくりケアしたい」のかによって、向き不向きが分かれるポイントといえそうです。
なお、日本では、レーザーなどの強いエネルギーを持つ光を毛根部分に照射して毛乳頭などを破壊する行為は、医師以外の人が業として行うと医師法違反にあたると、厚生労働省の通知で示されています。クリニックでのレーザー脱毛が医療行為とされているのはこのためです。Tria 4Xは自分自身のムダ毛ケアのための家庭用機器で、医療機器ではありません。クリニックの施術と同じ結果が得られるものではない点は、しっかり理解しておきたいところです。
米国FDAのクリアランスについて
Tria 4Xの日本向け公式サイトでは、「アメリカFDA認可」という表現が使われています。FDA(アメリカ食品医薬品局)は、アメリカで医薬品や医療機器などを管轄している政府機関です。
ここで知っておきたいのが、言葉のニュアンスの違い。Tria 4Xのような機器は、FDAの「510(k)」という手続きを経て販売が認められていて、英語では「cleared(クリアランス済み)」と表現されます。これは、すでに販売が認められている機器と比べて実質的に同等であると判断された、という意味合いのもので、より厳しい審査を経る「approved(承認)」とは区別されています。
Tria(当時の開発会社)は2008年に、家庭用レーザー脱毛器としてFDAから一般向け販売(OTC)のクリアランスを受けたと発表しています。ただし、第2世代モデル単体の申請番号などの詳細は、公開情報からは確認できませんでした。
また、アメリカでのクリアランスは、あくまでアメリカの制度上の評価です。日本の法律で医療機器として承認されたことを意味するものではありませんし、使う人すべてに同じ結果を約束するものでもありません。「安全性について一定の評価を受けている機器」という参考情報としてとらえ、実際に使うときは取扱説明書の条件や注意事項を守ることが大切です。
期待できる変化と実感までの目安|使用頻度・期間と個人差
家庭用脱毛器を買うかどうか迷っているとき、いちばん気になるのは「本当に変化を感じられるの?」「どれくらい続ければいいの?」という点ではないでしょうか。せっかく続けるなら、ある程度の見通しを持って始めたいですよね。ここでは、メーカーが公開している情報をもとに、Tria 4X(第2世代)を使ったときの変化の目安を見ていきます。あわせて、実感に時間がかかりやすいケースについてもお伝えしますね。
メーカーがすすめる使用頻度とケア期間
Tria 4Xの基本的な使い方は、2週間に1回のペースで、3か月ほど続けるというものです。日本向け公式サイトでは「約8回のケアでつるさら肌を実感」とも紹介されています。3か月を目安にしたあとは、気になる毛が出てきたタイミングで追加のケアを行う、という流れが案内されています。
毎日使うものではなく、間隔をあけて使うのには理由があります。取扱説明書によると、Tria 4Xのケアは毛が成長している時期に行うことが大切とのこと。毛は生えては抜けるサイクルを繰り返していて、すべての毛が同じタイミングで成長しているわけではありません。そのため、1回のケアですべての毛に働きかけることは難しく、一定の間隔をあけながら何度かくり返す必要があるのです。
また、初回のケアのあとに、すぐ大きな変化が見られるわけではない点も押さえておきたいところ。取扱説明書でも、レーザーをあてたからといってすぐに毛がなくなるわけではなく、定期的に続けるうちに少しずつ目立ちにくくなっていくと説明されています。「1回使ったのに変わらない」と感じても、そこで判断せずに続けてみることが大切です。
参考として、取扱説明書に掲載されているメーカーの社内臨床試験の結果を紹介します。79名が6週間で3回使用し、使用前と使用後の毛の本数を比較したものです。
| 測定したタイミング | 毛の本数の平均減少率 |
|---|---|
| 1回目の使用から3週間後 | 61% |
| 2回目の使用から3週間後 | 70% |
| 3回目の使用から1か月後 | 60% |
| 3回目の使用から12か月後 | 33% |
この試験では、3回目の使用から1か月後の時点で、79人中69人(87%)が「お手入れ前と比べて毛が気にならなくなった」と答えたそうです。
表を見ると、12か月後には減少率が33%まで下がっていることがわかります。この試験では3回目以降に追加のケアを行っていないため、時間がたつと毛がふたたび生えてくることもあると読み取れます。メーカーが「3か月ほど続けたあと、必要に応じて追加ケアを」と案内しているのは、こうした背景もあると考えられます。※推測です
なお、これらはメーカーによる社内試験の結果で、効果の感じ方には個人差があります。部位や毛の状態、取扱説明書どおりに使えているかどうかによっても変わってきます。
もうひとつ、取扱説明書には出力レベルについての記載もあります。社内の試験では、出力レベルを上げることで2〜3倍効率よくケアできたとされていて、痛みを我慢できる範囲で、できるだけ高いレベルを使うことがすすめられています。ただし、無理に高いレベルを使うと肌トラブルの原因になりかねません。テスト照射でようすを見ながら、自分に合ったレベルを見つけていくのが基本です。
実感に時間がかかりやすいケース(白髪・細い毛・男性のヒゲ)
Tria 4Xはメラニンに反応する仕組みのため、毛の色や太さ、生えている量によって、変化の感じ方が大きく変わります。次のようなケースでは、思ったような変化を感じにくいことがあるので注意しておきましょう。
白髪・金髪・赤毛など、色の薄い毛
取扱説明書では、ブロンド、白、赤、グレーなど毛の色が明るい人は使用しないよう記載されています。色素の少ない毛はレーザーの光を十分に吸収できないためです。公式サイトのよくある質問でも、白髪や白いヒゲには変化を感じるまでに時間がかかる、もしくは変化を感じられない可能性があると説明されています。
産毛のような細く色の薄い毛
同じ理由で、色素の少ない細い毛も反応しにくいと考えられます。顔の産毛などに使いたい場合は、期待しすぎないほうがよいかもしれません。※推測です
男性のヒゲ
Tria 4Xは男性も使えますが、取扱説明書によると、ヒゲは毛が太く密集しているうえに生えるスピードも速いため、実感までに時間がかかりやすいとされています。クリニックで行うレーザー脱毛でも10〜30回以上の照射が必要といわれていることが紹介されていて、長期的なケアを前提に考える必要がありそうです。毛量が多いほど変化を感じにくい傾向があることや、強い痛みを感じやすいことにも触れられています。
そのほか、取扱説明書には次のような注意も記載されています。
- 人によってはレーザーによって毛の成長がうながされる場合がある(地中海、中近東、南アジア系の女性が顔や首にケアした場合に報告がある)
- 使い始める前の約6週間は、ワックス脱毛や毛抜きをしない
- ケアとケアの間も、ワックス脱毛や毛抜きは避ける(カミソリでの処理は可)
毛抜きやワックスで毛を根元から取り除いてしまうと、レーザーが反応する毛がない状態になってしまいます。せっかくのケアを無駄にしないためにも、期間中のムダ毛処理はカミソリや電気シェーバーに切り替えておくと安心ですね。
Tria 4Xの使い方|準備から照射後のケアまで

家庭用脱毛器は、正しく使えてこそ本来の性能を発揮できる道具です。とくにTria 4X(第2世代)はレーザー方式で出力も高めなので、自己流で使うのは避けたいところ。ここでは、公式の取扱説明書をもとに、使い始める前の準備から照射後のケアまでの流れをまとめました。初めて使う人も、全体のイメージをつかんでおくと安心ですよ。
使用前の準備(シェービング・肌色のチェック)
Tria 4Xを使うときに、とても大切なのが事前準備です。届いてすぐに全身をケアしたくなる気持ちもわかりますが、いくつかのステップをきちんと踏んでおきましょう。
肌の色をスキントーンチャートで確認する
取扱説明書の表紙裏には「スキントーンチャート」が掲載されています。ケアしたい部位の肌をチャートと見比べて、「使用できない肌の色」にあてはまる場合は使用できません。色の濃い肌はレーザーの光を吸収しすぎてしまい、やけどや変色などのトラブルにつながるおそれがあるためです。同じ人でも、日焼けしている部位とそうでない部位では色が違うこともあるので、部位ごとに確認しておくと安心です。
充電しておく
公式サイトによると、フル充電までの時間は約3時間。出荷時にはフル充電の状態で届くとされています。充電中は本体を使えないので、ケアの予定がある日は早めに準備しておきましょう。米国の公式サイトでは、フル充電1回でおよそ30分のケアができると案内されています。脚など広い範囲をケアする日は、途中で充電が切れる可能性も頭に入れておきたいですね。
ケアする部位をきれいにして、毛を剃る
メイクやローション、クリームなどはレーザーの妨げになるため、きれいに落としておきます。そのうえで、ケアする部位の毛をカミソリやシェーバーで剃り、タオルで水気をしっかり拭き取ります。肌の表面に毛が残っていると、そこに光が反応してしまうため、シェービングは欠かせない工程です。
テスト照射で肌のようすを確認する
新しい部位を初めてケアするときは、少なくとも1日前までにテスト照射を行うよう案内されています。手順は次のとおりです。
- 電源を入れると、出力はいちばん低いレベル1に設定されています。
- 照射レンズを肌にぴったり当てて、1回照射します。
- 問題なく耐えられたら、場所を少しずらしてレベルを1つ上げ、また1回照射します。
- これを繰り返して、自分が耐えられる最大のレベルを探します。
- 24時間ようすを見て、肌に異常がなければそのレベルでケアを始めます。
水ぶくれややけど、肌の色の変化などが起きた場合は使用を中止し、サポートセンターや医師に相談しましょう。日焼けなどで肌の色が大きく変わったときも、あらためてテスト照射をするよう記載されています。
照射レベルの選び方と照射の流れ
出力レベルは、電源ボタンを押すたびに1段階ずつ上がり、最大レベルの次は最も低いレベルに戻るしくみです。取扱説明書では、テスト照射で確認した範囲内で、なるべく高いレベルを使うことがすすめられています。とはいえ、痛みを我慢しすぎるのは禁物。公式サイトのよくある質問でも、肌が慣れるまでは強いレベルを使わず、我慢できる範囲で使うよう案内されています。
照射そのものは、とてもシンプルです。
- 電源を入れ、出力レベルを設定します。
- 照射レンズを肌にぴったりと当てると「ピッ」と鳴り、照射が終わると「プッ」と鳴ります。
- 「プッ」が聞こえたら、いったんレンズを肌から離し、前の位置と一部が重なるように約5mmずらして、ふたたび当てます。
- 部位ごとの目標回数に達するまで、これを繰り返します。
ここでのポイントは、「ピッ」と「プッ」の間にレンズを動かさないこと。途中で動かすと照射が中断され、低い「ブー」という音が鳴ります。また、レンズ全体が肌に触れていないと照射されないしくみになっているので、ひじやひざのように骨ばった部分では、肌を軽く引っぱって平らにするとあてやすくなります。
反対に、同じ場所に何度も照射するのはNGです。肌の温度が上がりすぎて、トラブルの原因になることがあります。照射カウンターで回数を確認しながら、少しずつ位置をずらしていきましょう。
部位ごとの照射回数の目安
取扱説明書には、1回のケアで部位ごとに必要な照射回数と所要時間の目安が掲載されています。
| 部位 | 照射回数の目安 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ワキ | 片側100回 | 片側4〜5分 |
| ビキニライン(Vライン) | 片側200回 | 片側8〜10分 |
| 鼻の下 | 25回 | 2〜3分 |
| 太もも | 片側600回 | 片側25〜30分 |
| ひざ下 | 片側600回 | 片側25〜30分 |
※回数と時間はあくまで目安です。
ワキや鼻の下なら数分で終わりますが、太ももやひざ下は片側だけで30分近くかかることも。両脚をまとめてケアしようとすると1時間以上になるため、「今日は右脚、次の日は左脚」のように日を分けると負担が少なく続けやすいかもしれません。ケアの日付や部位、照射回数を記録できるページも取扱説明書に用意されているので、スケジュール管理に役立ててみてくださいね。
使用後のアフターケアと本体のお手入れ
照射後の肌は、普段よりデリケートな状態です。公式サイトでは、使用後に保湿やクーリング(冷却)を行うよう案内されています。保冷剤をタオルで包んであてるなど、肌をやさしく冷やしてから、いつもの保湿アイテムでうるおいを補いましょう。
取扱説明書によると、照射後に肌が軽く赤くなることがありますが、通常は数時間から24時間以内におさまるとされています。赤みが2〜3日たっても引かない場合や、腫れ、水ぶくれ、肌の色の変化が見られた場合は、使用を中止して医師に相談してください。また、美顔器を使う日と同じ日のケアは肌への刺激が強すぎるため、すすめられていません。
本体のお手入れは、電源を切って充電アダプターを外した状態で行います。水で薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませ、照射レンズと本体の外側をやさしく拭きましょう。レンズに汚れがついたままだと、正しく照射できない原因になることもあります。防水仕様ではないので、本体を水に濡らしたり、浴室で使ったりするのは避けてください。
使う前に確認したい注意点|照射できない部位・使えない人
Tria 4X(第2世代)は自宅で手軽にムダ毛ケアができる一方で、レーザーを使う機器である以上、守るべきルールもはっきり決められています。「知らずに使ってしまって肌トラブルになった」ということにならないよう、購入前の段階で一度目を通しておくのがおすすめです。自分に使えるかどうかを判断する材料にもなりますよ。
照射できる部位・できない部位
公式サイトと取扱説明書では、照射できる部位と照射できない部位が次のように案内されています。
| 区分 | 部位 |
|---|---|
| 照射できる部位 | 脚、腕、ワキ、ビキニライン(Vライン)、足、手、胸、背中、おなか、顔の下半分(鼻より下)、男性のヒゲ |
| 照射できない部位 | 目のまわり(眉毛・まつげを含む)、頭髪、もみあげ、耳、乳首・乳輪、性器(I・Oライン)、肛門のまわり |
VIOのうち、ケアできるのはVラインだけという点は見落としやすいので注意しましょう。IラインやOラインは皮膚が敏感で色が濃く、毛の密度も高いことが多いため、使用すると皮膚を傷つけるおそれがあるとされています。
顔については、鼻より下の部分のみが対象です。眉毛は目に近く、どのような影響があるかわからないため使用できません。目のまわりへの照射は、目に重大な傷害を起こすおそれがあると取扱説明書でも強く警告されています。
また、照射できる部位であっても、次のような場所は避ける必要があります。
- ほくろ、あざ、大きめのそばかすなど、色の濃い部分
- タトゥーやアートメイクのある部分
- まわりの肌と比べて色が濃くなっている部分
- 前回のケアで赤みや腫れが残っている部分
- 切り傷、ヘルペス、日焼けなどでダメージを受けている部分
ほくろやタトゥーは、色素が多いぶんレーザーの光を吸収しやすく、やけどなどの原因になることがあります。小さなほくろが点在している部位は、白いアイライナーなどで印をつけてよけながら照射するなど、ひと工夫するといいかもしれません。※推測です
見落としがちなのが、将来また毛を生やしたいと思うかもしれない部位です。取扱説明書には、ケアの効果が元に戻せない場合があるため、再び毛を生やしたい部位には使わないよう記載されています。たとえば男性のヒゲなどは、将来のスタイルの好みも考えてから決めたいですね。
使用できない人・医師への相談が必要な人
次のような人は、Tria 4Xを使用できません。いずれも、臨床試験が行われていない、または皮膚を傷めるおそれがあるといった理由によるものです。
- 18歳未満の人:18歳未満を対象とした試験が行われておらず、どのような影響があるかわからないため
- 妊娠中・授乳中の人:臨床試験が行われておらず、心身ともにデリケートな時期であるため
- スキントーンチャートで「使用できない肌の色」にあてはまる人:肌がレーザーを過剰に吸収し、やけどや変色が起きるおそれがあるため
- ケアしたい部位の毛が、生まれつきブロンド・白・赤・グレーなど明るい色の人:色素が少なく、レーザーが十分に反応しないため
米国の公式サイトでは、肌の色の分類である「フィッツパトリック・スキンタイプ」のⅠ〜Ⅳにあたる肌に対応していると案内されています。日本人の肌でも、日焼けしやすい体質の人や、もともと肌の色が濃い部位がある人は、チャートでしっかり確認しておきましょう。
次のような状態のときも、使用を控える必要があります。
- 過去6〜8週間以内に皮がむけた、またはケミカルピーリングやフォトフェイシャルなどの施術を受けた
- 日焼けをして肌が敏感になっている
- 本体が故障しているように感じる
皮膚の病気やそのほかの持病がある人は、使用前に主治医へ相談するよう公式サイトで案内されています。服用中の薬がある場合なども、自己判断せずに相談しておくと安心です。
なお、Tria 4Xは個人で使うための製品です。サロンやクリニックなど、業務用として使うことはできません。また、本体を分解したり、改造や修理をしようとしたりするのも厳禁。異常を感じたら、使用をやめてサポートセンターに問い合わせましょう。
痛みが気になるときの対処法
Tria 4Xを使ったときの感覚は、部位や出力レベル、毛の量によって人それぞれです。取扱説明書では、「輪ゴムではじかれるような感覚」「温かくチクチクする感覚」といった声が紹介されています。毛が太く密集している部位ほど、刺激を強く感じやすい傾向があるようです。
痛みが気になるときは、次のような方法が案内されています。
- 照射の前後に保冷剤などで冷やす:タオルで包んだ保冷剤を肌にあて、冷やしながらケアすると痛みがやわらぎやすくなります。
- 低いレベルから始める:肌が慣れるまでは高いレベルを使わず、我慢できる範囲のレベルで使います。とくに男性やヒゲのケアでは、必ず最低レベルから試すよう記載されています。
- ケアの後は保湿とクーリングを行う:照射後の肌をいたわることも大切です。
取扱説明書によると、ケアを続けて毛の量が減ってくると、痛みや不快感も次第にやわらいでいくとのこと。初回は低めのレベルでも、回数を重ねるうちに少しずつレベルを上げられるようになる場合もあります。
ただし、痛みが強すぎる場合や、ケアが終わったあとも痛みが続く場合は、使用を中止して医師に相談してください。「効果を上げたいから」と無理をしてしまうと、かえって肌トラブルの原因になりかねません。自分の肌の声を聞きながら、心地よく続けられるペースを大切にしたいですね。
まとめ|Tria 4X(第2世代)が向いている人

ここまで、Tria 4X(第2世代)の基本情報から特徴、使い方、注意点までを見てきました。最後に、ポイントをふり返りながら、どんな人に向いているのかを整理しておきますね。
この記事のポイント
- Tria 4X(第2世代)は、波長810nmのダイオードレーザーを採用した家庭用脱毛器で、公式サイトでの価格は89,000円(2026年10月時点)
- 第2世代では、熱効率や内部の保護性能が見直され、ラバーグリップやLCDディスプレイで扱いやすさが改良された
- 使用の目安は2週間に1回、3か月ほど。その後は必要に応じて追加ケアを行う
- メラニンに反応する仕組みのため、肌の色・毛の色によっては使えない、または変化を感じにくい
- 照射口は小さめで、ワキや鼻の下は数分、太ももやひざ下は片側25〜30分ほどが目安
- IラインやOライン、目のまわり、ほくろやタトゥーのある部分などには使えない
- 米国FDAのクリアランスを受けているが、日本では医療機器ではなく、効果の感じ方には個人差がある
Tria 4X(第2世代)が向いている人
これまでの内容をふまえると、Tria 4Xは次のような人に合いやすい脱毛器といえそうです。
- サロンやクリニックに通う時間がとれず、自宅で自分のペースでムダ毛ケアをしたい人
- 人に肌を見せることに抵抗があり、ひとりでケアを完結させたい人
- ワキ、Vライン、鼻の下、ひざ下など、気になる部位をしぼってケアしたい人
- 肌の色が明るめで、ケアしたい部位の毛が黒や茶色の人
- 2週間に1回のケアを、3か月ほどコツコツ続けられる人
ほかの選択肢も検討したほうがよい人
反対に、次のような人は、Tria 4X以外の方法もあわせて検討してみるのがおすすめです。
- 全身の広い範囲を、できるだけ短時間でケアしたい人
- 痛みや刺激にとても敏感な人
- ケアしたい部位の毛が白髪や金髪など、色の薄い人
- 日焼けしやすい、またはもともと肌の色が濃めの人
- IラインやOラインのケアを重視している人
- 医療機関で、医師の管理のもとでケアを受けたい人
広範囲を手早くケアしたい人にはIPLタイプの家庭用機器が、医師に肌の状態を診てもらいながら進めたい人にはクリニックでの相談が、それぞれ選択肢になります。どれが正解というわけではなく、自分の肌の状態やライフスタイル、予算に合った方法を選ぶことがいちばん大切です。
購入前にやっておきたいこと
Tria 4Xは決して安い買い物ではありません。後悔しないために、購入を決める前に次の3つを確認しておくと安心です。
- 公式サイトで公開されている取扱説明書に目を通す:スキントーンチャートや禁忌事項を確認し、自分が使える条件にあてはまるかをチェックしましょう。
- ケアしたい部位が対象に含まれているかを確かめる:とくにVIOや顔は、照射できる範囲が限られています。
- お届け予定日と保証内容を確認する:海外の倉庫から届くため、到着までの日数や1年間の保証の条件も見ておくと安心です。
わからないことがあれば、購入前に公式サポートへ問い合わせてみるのもひとつの方法です。持病がある人や肌の状態に不安がある人は、かかりつけの医師にも相談してみてくださいね。
自宅でのムダ毛ケアは、正しい知識を持って、自分の肌と向き合いながら続けることが何より大切。この記事が、Tria 4X(第2世代)を選ぶかどうかを考えるときの参考になればうれしいです。
※効果の感じ方には個人差があります。本製品は医療機器ではありません。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、医師にご相談ください。

