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海外旅行・留学・出張でExpressVPNを使うには?TVer視聴とWi-Fiセキュリティ対策を解説

目次

海外でのネット利用、こんな不安はありませんか?

海外旅行や留学、出張の準備を進めていると、航空券やホテル、持ち物のチェックに意識が向きがちです。でも実は、現地に着いてから「困った…」と感じやすいのがインターネットまわりのトラブルなんです。

スマホやパソコンがあれば、地図も翻訳も予約確認もすぐにできる時代。だからこそ、ネットが思うように使えなかったり、安全面に不安があったりすると、滞在中のストレスはぐっと大きくなってしまいます。

海外で日本の番組が見られない・ネットが危ないという悩み

海外でネットを使う人が抱えやすい悩みは、大きく分けると次の2つです。

  • 日本のサービスが使えない:TVerなどの国内向け動画配信サービスを開くと、「ご利用の地域では視聴できません」と表示されて再生できない
  • 通信の安全性が心配:空港やホテル、カフェの無料Wi-Fiにつないだとき、パスワードやカード情報が盗み見られないか不安になる

ひとつ目の悩みは、長く滞在する人ほど切実です。留学中に日本のドラマやバラエティで息抜きしたい、出張先のホテルでいつものニュース番組をチェックしたい。そんな気持ちがあっても、海外からのアクセスだと判断されると再生できないことがあります。

これは、多くの国内向け配信サービスが、アクセス元のIPアドレス(ネット上の住所のような番号)から利用者のいる国や地域を判別しているためです。スマホの言語設定が日本語でも、日本で作ったアカウントでも、海外のネット回線からつなげば「国外からのアクセス」として扱われてしまいます。

ふたつ目の悩みは、旅行者・留学生・出張者のだれにでも関係するものです。海外では、観光地や交通機関、宿泊施設などで無料のWi-Fiが当たり前のように用意されています。モバイル回線のデータ量を節約できるので、ついつい頼りたくなりますよね。

ただ、公衆Wi-Fiのなかには暗号化されていないものや、本物そっくりの名前で設置された「なりすましアクセスポイント」もまぎれています。総務省も、無線LANは必要なセキュリティ対策をしないと通信内容を盗み見られるなどの被害が起こりうるとして、利用者向けの簡易マニュアルで注意を呼びかけています。

たとえば、こんな場面を想像してみてください。

シーン起こりやすい不安
空港の乗り継ぎ中無料Wi-Fiでメールやクレジットカード明細を確認して大丈夫?
ホテルの客室宿泊客みんなが同じWi-Fiを使っていて、通信をのぞかれない?
留学先の寮・シェアハウス管理者がわからない回線で、ネットバンキングを使っても平気?
出張先のカフェ会社のメールや資料を開いても情報漏えいにならない?

どれも「たぶん大丈夫」と思いながら、心のどこかで引っかかっている人は少なくないはずです。

VPNを使えば解決できること

こうした悩みをまとめて軽くしてくれるのが、VPN(仮想プライベートネットワーク)です。VPNは、スマホやパソコンとインターネットの間に暗号化された通り道をつくり、やりとりするデータを第三者から見えにくくする仕組みのこと。あわせて、接続先のVPNサーバーがある国のIPアドレスを使ってネットにつながるようになります。

つまり、VPNを使うと次の2つが同時にかないます。

  1. 日本のサーバーを経由して接続できる:海外にいても日本国内からアクセスしているのと同じ状態になり、国内向けサービスを利用しやすくなる
  2. 通信内容を暗号化できる:公衆Wi-Fiを使うときも、パスワードや個人情報が盗み見られるリスクを下げられる

この記事では、VPNのなかでも世界的に利用者が多いExpressVPNを取り上げます。日本を含む100以上の国・地域にサーバー拠点があり、iPhone・Android・Windows・Mac など主要なデバイスに専用アプリが用意されているので、渡航先でも使い始めやすいのが魅力です。

ここからは、ExpressVPNの基本的な特徴や出発前の準備、TVerを海外から視聴するときのポイント、旅行・留学・出張それぞれの場面に合わせたセキュリティ対策を、順を追ってわかりやすく紹介していきます。あわせて、国や地域によってはVPNの利用が制限されているケースや、動画配信サービスの利用規約との関係など、使う前に知っておきたい注意点もしっかり押さえていきますね。

ExpressVPNとは?海外渡航者に選ばれる理由

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VPNサービスはたくさんあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。料金だけで決めると、「現地でつながらない」「遅くて動画が止まる」といった失敗につながることもあります。

ExpressVPNは、2009年に設立された老舗のVPNサービスです。海外のテック系メディアでも長く高い評価を受けてきました。ここでは、そもそもVPNがどう動いているのかをおさらいしたうえで、ExpressVPNならではの特徴を見ていきましょう。

VPNの基本的な仕組み(暗号化・IPアドレスの変更)

VPNを使わずにネットへつなぐと、通信はプロバイダ(ISP)や、そのとき接続しているWi-Fiを経由してWebサイトに届きます。このとき、プロバイダはどのサイトにアクセスしたかを把握できますし、Webサイト側にはあなたのIPアドレスがそのまま伝わります。

VPNをオンにすると、この流れが少し変わります。スマホやパソコンに入れたVPNアプリが、VPNサーバーとの間に安全な接続をつくり、すべての通信がそのサーバーを経由するようになるんです。

この仕組みを支えているのが、次の4つの技術です。

技術役割
認証アプリとVPNサーバーが互いに正しい相手かを確かめ、安全な接続を確立する
トンネリングデータを別のデータで包み込み、通信中の中身を第三者から見えにくくする
暗号化トンネル内のデータを、正しい受け手しか読めない形に変換する
プロキシVPNサーバーが通信を代行し、相手にはサーバーのIPアドレスだけを見せる

海外で日本のサーバーにつなげば、Webサイトからは「日本からのアクセス」に見えます。反対に、公衆Wi-Fiの管理者やその回線をのぞこうとする人からは、暗号化されたデータのやりとりしか見えません。「居場所の切り替え」と「通信の保護」が一度に実現できるのが、VPNのいちばんの強みです。

ExpressVPNの主な特徴(サーバー拠点数・暗号化方式・ログなし方針)

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ExpressVPNが海外渡航者に向いている理由は、主に次の5つです。

  • 113か国のサーバー拠点:日本はもちろん、アメリカ・イギリス・オーストラリア・韓国・タイなど、渡航先の近くのサーバーを選びやすい
  • AES-256による暗号化:専門家からも評価の高い暗号化方式で、通信内容を守る
  • TrustedServer技術:サーバーがハードディスクを使わず、RAM(揮発性メモリ)だけで動作する
  • アクティビティログを残さない方針:どのサイトを見たかなど、個人の特定につながる利用記録を保存しない
  • 24時間対応のサポート:時差があっても、設定やトラブルの相談ができる

このなかでも、ほかのVPNと差がつきやすいのがTrustedServerです。一般的なサーバーはハードディスクにデータを保存するので、消去しない限り情報が残り続けます。ExpressVPNのサーバーはRAM上だけで動くため、電源を入れ直すたびにデータがすべて消える仕組みになっています。

「ログを残しません」という言葉だけでは、本当かどうか利用者には確かめようがありません。ExpressVPNはこの点について、外部の監査法人によるチェックを受けています。TrustedServer技術は大手会計事務所のPwCによる監査を受けており、ノーログ方針についてもKPMGの監査で裏付けが示されています。

通信速度の面では、独自に開発したLightwayという接続方式を採用しています。接続までの時間が短く、Wi-Fiとモバイル回線が切り替わる場面でもつながりが安定しやすいのが特徴です。移動の多い旅行や出張には、ありがたいポイントですね。

サポートについては、公式サイトで日本語での対応が可能と案内されています。ただ、チャットの対応品質は時間帯や担当者によって差があるという声もあるため、困ったときは公式のヘルプページもあわせて確認すると安心です。

対応デバイスと同時接続台数

ExpressVPNは、iPhone・iPad・Android・Windows・Mac・Linuxに専用アプリを用意しています。ほかにも、ルーター、スマートテレビ、ゲーム機、ブラウザ拡張機能などで使えるので、旅先に持っていく端末をまとめて守れます。

同時に接続できる台数は、2025年の料金体系の見直し以降、契約するプランによって変わる仕組みになりました。

プラン同時接続台数
ベーシック10台
アドバンス12台
プロ14台

スマホ・ノートパソコン・タブレットの3台を持っていく人なら、ベーシックでも余裕があります。家族旅行でそれぞれのスマホを守りたい場合や、留学先でテレビやゲーム機にも使いたい場合は、上位プランを検討するといいでしょう。

公式サイト内でも、ページによって同時接続台数の表記に「8台」や「5台」など古い情報が残っていることがあります。契約前には、申し込みページに表示されている最新のプラン内容を確認してくださいね。

出発前に済ませたいExpressVPNの登録・設定手順

VPNは、現地に着いてから「そういえば入れておこう」と思っても、すんなりいかないことがあります。空港のWi-Fiが不安定だったり、国によってはVPNの公式サイトやアプリストアにつながりにくかったりするからです。

ExpressVPNの準備そのものは、慣れていない人でも15分ほどで終わります。日本にいるうちに、登録からテスト接続まで済ませておきましょう。

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料金プランの選び方と30日間返金保証

ExpressVPNには、ベーシック・アドバンス・プロの3つのプランがあります。どのプランでもVPNの基本機能は使えるので、違いは主に同時接続台数と付帯サービスです。

プラン同時接続台数こんな人に
ベーシック10台ひとりで旅行・出張に行く人
アドバンス12台パスワード管理などもまとめて使いたい人
プロ14台家族全員の端末を守りたい人、留学で長期間使う人

契約期間は、1か月・1年・2年などから選べます。期間が長いほど月あたりの料金は割安になり、2年プランのベーシックなら月額500円前後が目安です。ただし、表示価格は為替やキャンペーンによって変わります。申し込み時は、注文ページの金額を必ず確認してくださいね。

期間の選び方は、渡航スタイルに合わせて考えるとスムーズです。

  • 1週間ほどの旅行・短期出張:1か月プランで試してみる
  • 年に何度か海外へ行く人:1年プランで、国内の公共Wi-Fi対策にも使う
  • 1年以上の留学・駐在:2年プランで月額を抑える

もうひとつ心強いのが、30日間の返金保証です。使ってみて合わないと感じたら、期間内に申請すれば返金を受けられます。対象は新規ユーザーに限られるので、その点だけ覚えておきましょう。

なお、更新時は初回の割引価格ではなく通常価格になる場合があります。自動更新の設定や更新日は、アカウント画面で早めにチェックしておくと安心です。

アプリのダウンロードと初期設定

登録から接続までの流れは、とてもシンプルです。

  1. 公式サイトでプランを選んで登録する:メールアドレスと支払い方法を入力します。クレジットカードのほか、PayPalなども選べます。
  2. アプリをダウンロードする:iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playで「ExpressVPN」を検索します。パソコンは、アカウントのダッシュボードからOSに合ったアプリを入手します。
  3. サインインしてVPN設定を許可する:アプリを開いて登録したメールアドレスとパスワードでサインインします。iPhoneでは「VPN構成の追加」を求められるので、「許可」をタップしましょう。
  4. 接続ボタンを押す:画面中央のボタンをタップするだけで、そのとき最適なサーバーに自動でつながります。

アプリを探すときは、公式サイトのリンクか正規のアプリストアから入手するのが鉄則です。名前やアイコンがよく似た偽アプリもあるので、開発元がExpressVPNになっているかを確かめてからインストールしてください。

パソコンで使う場合、セットアップ中にアクティベーションコードの入力を求められることがあります。コードはアカウントのダッシュボードに表示されるので、ブラウザは開いたまま作業を進めると手間がかかりません。

スマホ・タブレット・パソコンなど、持っていく予定の端末にはすべてアプリを入れておきましょう。1つのアカウントで、プランの上限台数まで同時に使えます。

日本にいるうちに接続テストをしておくべき理由

アプリを入れたら、出発前に一度しっかり動作を確認しておくのがおすすめです。理由は大きく3つあります。

ひとつ目は、渡航先によってはVPNの入手自体が難しくなることです。国や地域によっては、VPNサービスの公式サイトやアプリストア上のVPNアプリへのアクセスが制限されています。現地で慌てないためにも、入国前のインストールが基本です。

ふたつ目は、サインイン情報の確認です。海外でログインしようとして、パスワードを忘れていたり、認証コードのメールが受け取れなかったりすると、復旧に時間がかかります。パスワードは信頼できるパスワード管理アプリに保存し、アカウントに登録したメールが海外でも受信できるか確かめておきましょう。

みっつ目は、設定を自分好みに整えておけることです。出発前に次の項目を見直しておくと、現地での使い勝手がぐんと上がります。

  • 日本のサーバー(東京など)を「お気に入り」に登録しておく
  • 通信が途切れたときにネットを遮断する「Network Lock」がオンになっているか確認する
  • 端末の起動時にVPNへ自動接続する設定を検討する
  • ExpressVPNのサポートページをブックマークしておく

テストでは、日本のサーバーと海外のサーバーの両方に接続してみましょう。接続できるか、Webサイトがふつうに開けるか、動画が止まらずに再生できるかを確かめておけば、現地でのトラブルをぐっと減らせます。

海外から日本のTVerを視聴する方法

見逃したドラマや、毎週楽しみにしているバラエティ。海外にいても、つい日本の番組が恋しくなりますよね。とくに留学や駐在で長く滞在していると、日本の番組を見る時間がちょっとした息抜きやホームシック対策になるという人も多いはずです。

ここでは、TVerが海外で見られない理由と、ExpressVPNを使った視聴の流れ、うまくいかないときの対処法をまとめました。あわせて、TVerの公式な案内もきちんと押さえておきましょう。

TVerが海外から見られない理由

TVerは、民放各局が制作した番組を無料で配信している日本国内向けのサービスです。海外から再生しようとすると、「お客様のご利用地域では現在この動画は視聴できません」と表示されたり、読み込み中のまま止まってしまったりします。

その背景にあるのが、番組の配信権(ライセンス)です。ドラマやバラエティには、出演者や音楽、映像素材など、さまざまな権利が関わっています。そのため、配信は日本国内に限るという条件で契約されていることが多いんです。

TVerは、アクセスしてきた端末のIPアドレスをもとに利用者の国や地域を判定しています。スマホが日本で買ったものでも、TVer IDでログインしていても、海外の回線からつなげば「国外からのアクセス」と判断されます。

ExpressVPNで日本サーバーに接続して視聴する手順

ExpressVPNで日本のサーバーに接続すると、TVerからは日本のIPアドレスでアクセスしているように見えます。流れは次のとおりです。

  1. ExpressVPNアプリを開く:スマホ・タブレット・パソコンのどれでもOKです。
  2. サーバーの一覧から「日本」を選ぶ:東京などの日本国内のロケーションをタップします。出発前にお気に入り登録しておくと、すぐに見つけられます。
  3. 接続を確認する:アプリの画面に「接続済み」と表示されたら準備完了です。
  4. TVerを開いて再生する:ブラウザならtver.jpにアクセスし、アプリなら起動して、見たい番組を選びます。

スマホやタブレットで見る場合、TVerアプリは日本にいるうちにインストールしておくのがおすすめです。アプリストアは国や地域ごとに品ぞろえが分かれていて、海外のストアでは日本向けアプリが表示されないことがあります。現地で探し始めると手間がかかるので、出発前の準備リストに加えておきましょう。

よく見る番組は、TVer IDでログインして「お気に入り」に登録しておくと便利です。スマホで途中まで見て、続きをパソコンで見るといった使い方もできます。

動画視聴はデータ通信量が多くなりやすいので、できればホテルや寮のWi-Fiにつないで見るのが安心です。モバイル回線で見る場合は、TVerの画質設定を下げておくと通信量を抑えられます。

うまく再生できないときの対処法

日本のサーバーにつないでいるのに、エラーが出て再生できないこともあります。そんなときは、次の方法を上から順に試してみてください。

対処法ポイント
別の日本サーバーに切り替える同じ日本国内でも、ロケーションを変えるとつながる場合があります
ブラウザのCookie・キャッシュを削除する海外からアクセスしたときの情報が残っていると、国外と判定され続けることがあります
プライベートブラウズで開くCookieの影響を受けずに、TVerへつなぎ直せます
接続プロトコルを変更するExpressVPNの設定で、LightwayのUDPとTCPを切り替えてみます
アプリ・端末を再起動するVPNとTVerの両方を一度終了してから、VPN接続→TVer起動の順に開き直します
ブラウザの位置情報をオフにするブラウザが端末の位置情報をサイトに伝えていないか確認します

それでも解決しない場合は、ExpressVPNのサポートに問い合わせてみましょう。24時間対応なので、時差を気にせず相談できます。

通信速度が遅くて動画が止まる場合は、現地回線そのものが混み合っていることもあります。時間帯をずらすだけで、スムーズに再生できることも少なくありません。

利用規約について知っておきたいこと

ここは大切なポイントなので、しっかりお伝えしておきますね。TVerの公式ヘルプでは、動画の視聴は日本国内限定で、海外では視聴できないと案内されています。さらに、VPNを使った視聴はサポート対象外で、動作は保証できないとも明記されています。

つまり、VPN経由で再生できたとしても、TVerが公式に認めている使い方ではありません。急に再生できなくなっても、TVer側に問い合わせて解決してもらうことは難しいと考えておきましょう。

日本国内では、VPNを使うこと自体は違法ではありません。ただ、TVerの利用規約は改定されることがあるので、利用前に最新の内容を公式サイトで確認し、ご自身の判断で利用してください。

U-NEXTやABEMAなど、ほかの国内向け動画配信サービスも、それぞれ独自の規約で視聴できる地域を定めています。有料サービスの場合は、海外での利用条件をヘルプページで事前にチェックしておくと安心です。

また、滞在する国や地域によっては、VPNの利用そのものが法律で制限されていることがあります。こちらはH2-6で詳しく紹介しているので、渡航前にあわせて確認してみてくださいね。

旅行・留学・出張シーン別|ExpressVPNで行うセキュリティ対策

海外でネットを使う場面は、旅行・留学・出張で少しずつ違います。数日だけの旅行なら空港やホテルのWi-Fiが中心ですし、留学なら同じ回線を何か月も使い続けることになります。出張では、仕事のデータを扱うぶん、個人とは別の注意も必要です。

ここでは、シーンごとに気をつけたいポイントと、ExpressVPNを使った具体的な対策を紹介します。

空港・ホテル・カフェの公共Wi-Fiを使うとき

旅行中にいちばん出番が多いのが、空港やホテル、カフェなどの公共Wi-Fiです。便利な反面、だれでも接続できるネットワークなので、悪意のある人が同じWi-Fiにまぎれ込んでいる可能性もゼロではありません。

公共Wi-Fiで気をつけたいリスクには、次のようなものがあります。

  • 通信の盗み見:暗号化されていないWi-Fiでは、同じネットワーク上の第三者に通信内容を見られるおそれがある
  • なりすましアクセスポイント:「Airport_Free_WiFi」のような本物そっくりの名前で偽のWi-Fiを設置し、接続した人の情報を盗む
  • 偽のログイン画面:Wi-Fi接続時の認証ページを装って、メールアドレスやSNSのパスワードを入力させる

総務省の「公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル」では、対策のポイントとして次の3つを挙げています。

  1. 接続するアクセスポイントをよく確認する
  2. 正しいURLでHTTPS通信しているか確認する
  3. パソコンの共有設定に注意する

この3つに加えて、公共Wi-Fiにつないだら、すぐにExpressVPNをオンにする習慣をつけておきましょう。VPNで通信を暗号化しておけば、万が一怪しいWi-Fiにつないでしまっても、やりとりの中身を読み取られるリスクを大きく下げられます。

ホテルのWi-Fiで部屋番号と名前を入力するタイプの認証画面が出たときは、まずVPNをオフのまま認証を済ませます。ネットにつながったのを確認してから、VPNをオンにしてください。認証画面が表示される前にVPNをオンにすると、うまくつながらないことがあります。

毎回手動でオンにするのが面倒な人は、アプリの設定で「信頼できないネットワークに接続したら自動でVPNを起動する」ようにしておくと安心です。設定できる項目は端末によって異なるので、アプリのオプション画面を確認してみてくださいね。

留学先の寮やシェアハウスで長期間ネットを使うとき

留学では、寮やシェアハウス、ホームステイ先の回線を数か月から数年単位で使います。毎日のことなので、「いつもの回線だから大丈夫」と油断しがちです。

でも、寮やシェアハウスのWi-Fiは、たくさんの人が同じネットワークを共有しています。ルーターの管理者がだれなのか、どんな設定になっているのかわからないことも多いですよね。ネットバンキングやクレジットカードの管理、日本の役所関係の手続きなど、大切な情報を扱う場面もあるはずです。

長期滞在なら、次のような使い方がおすすめです。

  • VPNを常時オンにしておく:アプリはバックグラウンドで動くので、ほかのアプリの使用を妨げない
  • パソコン・スマホ・タブレットすべてに入れる:プランの同時接続台数の範囲で、手持ちの端末をまとめて守る
  • ファイル共有設定をオフにする:同じネットワーク上の人から、パソコンの中身が見えないようにする

自分専用のWi-Fiルーターを用意できる環境なら、ルーターにExpressVPNを設定する方法もあります。ルーターにつないだ端末がまとめて保護されるので、テレビやゲーム機のようにVPNアプリを入れにくい機器にも対応できます。

出張中に業務データやネットバンキングを扱うとき

出張では、会社のメールやクラウド上の資料、取引先とのオンライン会議など、機密性の高い情報を扱う機会が多くなります。ホテルのロビーや空港のラウンジで、つい仕事を片づけたくなることもありますよね。

業務で気をつけたいポイントをまとめました。

場面対策
公共Wi-Fiでメールや資料を開くVPNをオンにしてから作業する。画面ののぞき見防止フィルターも併用する
ネットバンキング・経費精算VPN接続に加えて、二段階認証を必ず有効にしておく
ホテルのビジネスセンターの共用パソコンログインが必要な作業には使わない。使った場合は必ずログアウトし、履歴を消す
オンライン会議近くのサーバーを選び、通信が不安定なら別のサーバーに切り替える

ひとつ注意したいのが、ネットバンキングでは日本のサーバーに接続したほうがスムーズな場合があることです。金融機関によっては、海外からのログインを不正アクセスの可能性があるものとして、追加の本人確認を求めたり、一時的にロックしたりすることがあります。渡航前に、利用している銀行の海外利用の条件を確認しておくと安心です。

接続が切れたときに通信を守る機能(Network Lock)

VPNを使っていても、Wi-Fiの切り替わりや電波の不安定さで、接続が一瞬途切れることがあります。その間に通信が暗号化されないまま外に出てしまうと、せっかくの対策が台なしです。

そこで役立つのが、ExpressVPNのNetwork Lockです。いわゆる「キルスイッチ」と呼ばれる機能で、VPN接続が切れたときにネット通信をすべて止め、保護が戻るまでデータが外に出ないようにしてくれます。

Network Lockが働くのは、たとえばこんな場面です。

  • ホテルのWi-Fiからモバイル回線に切り替わったとき
  • VPNサーバーを日本から別の国へ変更するとき
  • パソコンがスリープから復帰したとき

Network Lockは、Windows・Mac・Linux・ルーター向けのアプリで最初からオンになっています。iPhoneとAndroidのアプリには、同じような役割の「Network Protection」という機能があります。いずれも基本的にはオンのまま使うのがおすすめなので、設定を変えた覚えがある人は、出発前に一度確認しておいてくださいね。

海外でVPNを使う前に確認したい注意点

ExpressVPNは、海外でのネット利用をぐっと安心・快適にしてくれる心強いツールです。ただ、どこでも、どんな使い方でも問題ないというわけではありません。

渡航先の法律や、通信環境への影響、勤務先や学校のルールなど、事前に知っておきたいポイントがいくつかあります。トラブルを避けて気持ちよく使うために、出発前にチェックしておきましょう。

VPNの利用が制限されている国・地域がある

日本では、VPNを使うこと自体を規制する法律はありません。欧米やオーストラリアなど、多くの国でも合法的に利用されています。

一方で、世界にはVPNの利用を禁止したり、政府が認めたサービスだけに限定したりしている国・地域もあります。代表的な例をまとめました。

国・地域主な規制の内容
中国政府が認可したVPNのみ許可。それ以外のVPNは利用が制限されている
イラン許可のないVPNの利用は、原則として違法とされている
イラク・ベラルーシ法律によってVPNが禁止されている
ロシアVPNサービスの遮断が進み、利用できるサービスが制限されている
UAE(アラブ首長国連邦)VPN自体は使えるが、犯罪目的の利用や禁止コンテンツへのアクセスは処罰の対象になりうる
エジプトVPNの利用は合法だが、ブロックされたコンテンツへのアクセスに使うと重い罰則の可能性がある
インドVPNは合法だが、VPN事業者に利用者データの保存が義務づけられている

インドについては、2022年に導入された規則でVPN事業者に利用者情報の長期保存が求められるようになりました。ExpressVPNはこれを受けて、インド国内に置いていたサーバーを撤去しています。そのかわりに、シンガポールやイギリスを経由してインドのIPアドレスを使える「仮想サーバーロケーション」を用意しています。

大切なのは、滞在先の法律やルールを守ることです。VPNに関する規制は政治情勢などによって変わりやすく、ネットで見つけた情報がすでに古くなっていることも少なくありません。

渡航前には、外務省の「海外安全ホームページ」や、滞在先の日本大使館・総領事館が発信している情報を確認してみてください。規制が厳しい国に行く場合は、現地での使い方について、勤務先や留学先の担当者にも相談しておくと安心です。

通信速度やバッテリーへの影響

VPNは通信を暗号化し、VPNサーバーを経由してやりとりする仕組みです。そのため、VPNを使わないときと比べて、通信速度が少し落ちることがあります。

速度に影響しやすいのは、主に次の3つです。

  • VPNサーバーまでの距離:現在地から遠いサーバーほど、データの往復に時間がかかる
  • 現地回線の品質:ホテルやカフェのWi-Fiそのものが遅い場合は、VPNを使っても速くはならない
  • 接続プロトコル:通信方式によって、速度や安定性に差が出る

ふだんのネット利用やセキュリティ対策が目的なら、滞在先の近くにあるサーバーを選ぶのがおすすめです。日本のサーバーは、TVerなど日本のサービスを使いたいときだけ選ぶようにすると、快適さとのバランスがとりやすくなります。

ExpressVPNの独自プロトコル「Lightway」は、速度と安定性を重視して設計されています。通常は自動設定のままで問題ありませんが、つながりにくいと感じたときはプロトコルを切り替えてみましょう。

バッテリーについては、暗号化の処理をするぶん、スマホの消費がわずかに増える場合があります。観光で一日中出歩く日は、モバイルバッテリーを持ち歩くと安心です。また、VPN接続中はデータ通信量も少し増えるので、データ容量に上限のあるプランやeSIMを使っている人は、残量をこまめにチェックしてくださいね。

出張時は勤務先のセキュリティ規定も確認する

出張で会社のパソコンやスマホを持っていく場合は、勤務先のIT利用ルールを必ず確認しておきましょう。

多くの会社では、社内システムにアクセスするための「法人用VPN」を導入しています。この場合、個人で契約したVPNアプリを会社の端末に入れることが禁止されていることもあります。法人用VPNとExpressVPNを同時に使うと、うまく接続できなくなるケースもあるんです。

出張前に、社内の情報システム部門に次の点を確認しておくとスムーズです。

  1. 会社支給の端末に、個人契約のVPNアプリを入れてもよいか
  2. 渡航先から社内システムに接続するときの正しい手順
  3. 公共Wi-Fiの利用が許可されているかどうか
  4. 端末の紛失・盗難時の連絡先と対応方法

会社のルールで個人VPNが使えない場合でも、私物のスマホやタブレットにExpressVPNを入れておけば、プライベートの通信はしっかり守れます。留学の場合も、大学の学内ネットワークで独自の利用規定が定められていることがあるので、入学時のガイダンス資料などで確認しておくと安心です。

まとめ|ExpressVPNで海外でも安心・快適なネット環境を

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海外旅行や留学、出張では、ネットが使えることが安心そのものにつながります。地図や翻訳、予約の確認、家族との連絡。どれもスマホひとつで済む時代だからこそ、通信の安全と使いやすさはしっかり整えておきたいですよね。

この記事でお伝えしてきたポイントを、あらためて振り返ってみましょう。

この記事のポイント

  • VPNは「居場所の切り替え」と「通信の保護」を同時にかなえる:日本のサーバーにつなげば日本からのアクセスとして扱われ、通信内容は暗号化されて第三者から見えにくくなる
  • ExpressVPNは海外渡航者に使いやすい:世界100以上の国・地域にサーバーがあり、RAMだけで動くTrustedServer技術や、外部監査を受けたノーログ方針で安心して使える
  • 準備は日本にいるうちに済ませる:アプリのインストール、サインインの確認、日本サーバーのお気に入り登録まで、出発前に終わらせておく
  • TVerは公式には国内限定:VPN経由の視聴はサポート対象外で動作保証もないため、最新の規約を確認し、自分の判断で利用する
  • 公共Wi-Fiでは必ずVPNをオンに:空港・ホテル・カフェ・寮など、共有のネットワークにつないだらすぐに接続する
  • Network Lockは基本的にオンのまま:接続が途切れた瞬間も通信を守ってくれる(スマホではNetwork Protection)
  • 渡航先のルールを守る:VPNを制限している国・地域もあるので、外務省や在外公館の最新情報を確認する

出発前チェックリスト

準備に抜けがないか、出発前にこのリストで確認してみてください。

タイミングやること
出発2〜3週間前渡航先のVPN規制を外務省・在外公館の情報で確認する。出張なら勤務先のIT規定もチェック
出発1〜2週間前ExpressVPNに登録し、持っていく端末すべてにアプリをインストールする
出発1週間前日本と海外の両方のサーバーで接続テストをする。TVerアプリも入れておく
出発前日までパスワードの保存、アカウントのメールが海外で受信できるかを確認し、サポートページをブックマークする
現地到着後Wi-Fiにつないだらすぐに接続。ふだんは近くのサーバー、日本のサービスを使うときは日本サーバーと使い分ける

迷ったら、まずは30日間試してみるのがおすすめ

「VPNって難しそう」「本当に自分に必要かな」と迷っている人もいるかもしれません。でも実際の操作は、アプリを開いてボタンをひとつ押すだけ。スマホの設定に詳しくない人でも、すぐに使いこなせるはずです。

ExpressVPNには30日間の返金保証があります。新規ユーザーが対象なので、はじめての人ならリスクを抑えて試せます。出発前に日本で使い心地を確かめて、現地でもそのまま活用し、合わなければ期間内に申請する。そんな使い方ができるのは心強いですよね。

短期の旅行なら1か月プラン、年に何度も海外へ行く人や長期の留学・駐在なら1年・2年プランというように、滞在スタイルに合わせて選べるのも魅力です。帰国後も、カフェや駅のフリーWi-Fiを使うときのセキュリティ対策として、日常的に役立ちます。

せっかくの海外での時間を、ネットの不安で曇らせてしまうのはもったいないもの。出発前のひと手間で、旅先でも留学先でも出張先でも、いつもどおり安心してネットを使える環境をととのえておきましょう。準備が整ったら、あとは現地での毎日を思いきり楽しんでくださいね。

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